骨粗しょう症・予防と食事 高橋政次
65歳を過ぎた頃から毎年の健康診断で気になることが・・・・。身長が縮んでいるのです、若かった頃173cmと自称していました、今年は168㎝代に。食事の提供を生業としてきた私としては、これはまずい。よぎったのは、干された大根の姿、骨の中の栄養素、たんぱく質やミネラルが溶け出してスカスカになっているのでは、腰痛がひどくなる、骨折もしやすくなる、ちょっと遅いかもしれないが食事を気にしよう。
骨を構成する成分カルシウムは日本人の食事で不足しがちの成分です。乳製品に豊富に含まれるカルシウム、吸収率も優れています。小魚や緑黄色野菜・大豆製品などにも多く含まれています。丈夫な骨を作るにはカルシウムだけでなく良質なたんぱく質も大切です。肉・魚・貝類・大豆製品・卵など不足しないように食事に取り入れましょう。吸収を高めるためにはビタミンⅮも必要、干し椎茸やひじき・切干大根・サンマなど背の青い魚に多く含まれます。
タバコやアルコール、コーヒー、塩辛いもの、インスタント食品などの摂り過ぎも食生活が良好とは言えません、食事がアンバランスとなりカルシウムの吸収を悪くする可能性があります。
そしてこれからの季節、太陽を浴びて体を動かすのも気持ち良い事でしょう、無理をせずウオーキングなどがお薦めです、太陽を浴びることで前述のビタミンDが皮下で合成される利点もありますよ。