転倒に注意しましょう 髙栁孝行 医師
低下することで転倒し易くなり、およそ3人に1人が1年間に1回以上転倒しているといわれ老化は脚からといわれます。加齢に伴い種々の機能がます。転倒のうち約1割は骨折を伴い自立した生活や事によっては生命予後にまで影響を与えかねません。転倒は要介護の原因として認知症と脳卒中に次いで割合が高く、その予防に気を配ることが大事です。転倒予防には自分がどのような状態にあるのか知る事です。転倒リスクを知る簡易版が出ていますので評価してみて下さい。
① 過去1年間に転んだ事がある。 5点
② 背中が丸くなってきた。 2点
③ 歩く速度が遅くなってきたと思う。2点
④ 杖を使っている。 2点
⑤ 毎日5種類以上の薬を飲んでいる。2点
合計点数が7点以上の場合は〝要注意〟です。
転倒の60%が家の敷地内で、特に部屋の中が多くを占めています。転倒予防の為には
① 濡れているところは滑って転び易い。
② 階段、段差はつまずいて転び易い。
③ 片づけてない所は転び易い。+
家電製品のコード・絨毯の縁・新聞紙類な
ど、転倒の危険要因を少しでもなくすように心掛けて下さい。