ビタミンcのお話し 高橋政次
栄養学が無かった昔の話、長く航海を続ける船員さんに原因不明の死者が沢山出たそうです。後に分かったこのことは、長期間に亘る航海で新鮮な野菜や果物の摂取が困難なためにビタミンCが不足して毛細血管がもろくなり歯茎からの出血や皮下内出血を起こす「壊血病」でした。ひとは体内でビタミンCを合成することができないため、常に外部から摂取し続けなければなりません。不足してくると、だるく疲れやすい・肌が荒れる・皮膚のハリが無くなる、などの症状が出現します。
ビタミンCは水に溶け易く熱に弱い性質です、新鮮な野菜は生で食べられるものはなるべく加熱しないで。旬の時期の収穫間近の野菜・果物がビタミンCを沢山含んでいます。野菜や果物は新鮮なうちに食べましょう。
ジャガイモやサツマイモ・レンコン等根菜類にもビタミンCが沢山含まれています、澱粉に守られ加熱後も多く残っているそうです。
免疫力を高め、風邪やインフルエンザにまけないようビタミンCを意識して摂りましょう。これからは冬野菜・柑橘類・リンゴの季節です、美味しく食べて免疫力アップ。食べ過ぎても尿と一緒に排出されるので過剰摂取は無いようです。