帯状疱疹・50歳代から発症増加 ② 髙栁孝行 医師
帯状疱疹は発症が典型的であれば診断は容易ですが、体の片側の違和感や痛み、発症がごく軽微の場合もあり迷うこともあります。
帯状疱疹になった場合は抗ウイルス薬でできるだけ早く治療することが大切です。病状が消えた後も長く痛みが続くことがあります。
帯状疱疹後神経痛といわれるもので、高齢者や症状の重かった人ほどリスクが高いといわれています。
50歳を過ぎた人はワクチンで発症や重症化を予防することができます(抗がん剤や免疫抑制剤を使っている人は接種できない)
ワクチンは2種類あって一つは生きたウイルスを弱毒化した「生ワクチン」を皮下注射1回で発予防効果は約50%~60%といわれており、5年ほど過ぎると効果は薄れてくるようです。一方最近開発された「不活化ワクチン」は2回の筋肉注射で90%以上の予防効果があり、9年後も有効とされていますが、副反応も多いようで費用も高価で「生ワクチン」の4~5倍の2回で4万円ほどかかります。
ワクチン接種には自治体からの一部助成もあり東吾妻町でもこの4月から接種費用の2分の1、1回につき上限5千円(2回を限度)が助成されます。
希望される方は医師に相談してみて下さい。