健診を受けましょう 髙栁孝行医師
自治体で行われている住民健診は生活習慣病のもととなるメタボリックシンドロームに着目した健診です。
東吾妻町でもパンフレット「健康診査とがん検診のご案内」で紹介されています。費用は無料で来年3月末まで受信できます。毎年受けることで検査値が基準範囲でもその推移を見ることが必要です。
メタボの判定基準は、腹囲が男性85㎝以上,女性90㎝以上に加えて、①収縮期血圧が130以上または/かつ拡張期血圧が85以上,②空腹時血糖が110以上またはHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が6.0以上,③中性脂肪(通称トリグリ)が150以上または/かつHDLコレステロール(通称善玉コレステロール)が40未満。
以上の3項目のうち2項目以上該当するとメタボと診断されます。1項目該当はメタボ予備群となります。
また9月は「がん征圧月間」です。
日本人が生涯でがんにかかる割合は2人に1人といわれており、予防と早期発見が大切です。このことから、がん検診もためらわずに受診することをお勧めします。
すでにお盆も過ぎ、暦の上では秋を迎えていますが、今年の夏は猛烈な暑さと極地的な大雨災害、終息の見えないコロナ感染症の恐怖といろいろありますが、皆様には、質の高い栄養と睡眠で体調管理を万全にしてお過ごしください。