よりよく眠るコツ 眞貝美由規 医師
「春眠暁を覚えず」これは7世紀ころの中国の詩人が詠んだ詩の一節です。丁度今頃、日差しはだんだん強くなり気温が上がり心地よい布団の温もりの中でなかなか目覚められない様子を詠んでいます。
良い眠りは一日の疲れを取り、良い目覚めは一日の活力の源になります。そこで今回はより良く眠るコツについて紹介しましょう。
① 眠くなってから床に入りましょう。睡眠不足を解消しようとしていつもより早い時間に眠ろうとすると、かえって目がさえてしまうことがあります。
② 昼寝は昼間に短時間。夕方以降にしっかり寝てしまうと夜の睡眠の妨げになります。
③ 早起きをして日を浴びましょう。
④ 日中適度な運動をしましょう。
⑤ お茶やコーヒー・紅茶などカフェインを含む飲み物は覚醒効果があり睡眠の妨げになります。夕食後はひかえましょう。
⑥ 睡眠薬代わりの寝酒は避けましょう、眠りが浅くなりますし、段々とお酒の量が増えてしまう危険があります。
⑦ 直前の熱いお風呂は体が火照ってしまい快適な睡眠が得られません
眠る前、一時間くらいは静かに過ごしましょう。インターネットやゲーム、筋トレをしたりすると目がさえてしまいます。