元気に美味しく食べる 高橋 政次
お寄りが元気に活躍する高齢化社会の到来と言わお年れて久しくなります。いつまでも美味しく食事を摂り、健康に過ごすためには丈夫な歯を持っていることが大切です。全国の歯医者さんが中心になって「8020運動」が提唱されています。これは「80歳を過ぎても、自分の歯を20本以上残して健康に人生を楽しみましょう」という事です。
歯を丈夫に保つためにはお口の中を清潔に保つことも大切なのですが、なんとお母さんのお腹の中にいるうちに歯の質がある程度決まってしまう、という事もあるようです。妊娠中のお母さんの食事は赤ちゃんの丈夫な歯の質を決めるために重要な役割があり、必要な栄養素をしっかり摂ることが大切です。
日本人の食事は世界中から、健康食ともてはやされていますがまだまだ骨や歯の健康にかかわるカルシウムが不足しがちです。噛み応えのある繊維質の野菜や肉や小魚をしっかりと噛むことによってカルシウムの吸収を助け、歯についた細菌や付着物が落とされ唾液の分泌が促進され消化を助けるとともに満腹中枢に働きかけ食べすぎも防いでくれます。
牛乳はカルシウムの優秀な供給源です、飲料としては勿論、料理に加えるなど工夫してたくさん摂りたいものです。