節分によく食べられる食品のお話し① 高橋 政次
私たちが暮らす日本は季節感を肌で感じさせてくれる春夏秋冬があります。まもなく節分がやってきます、冬から春に季節が変わる時、季節を分ける日、これが節分というわけです。という事は立夏・立秋・立冬の前の日も節分ですがあまり聞きません、それには旧暦の正月が関係しているようです。旧暦では春から新しい年が始まります、立春の前の日は今でいう大晦日にあたります、一年を締めくくり新しい年を迎える日ですから重要な日に位置付けられたのでしょう、人の心に宿る邪気は、季節の分かれ目、特に年の分かれ目に入り込みやすいと考えられ、様々な邪気(邪鬼)祓いが行われました。なぜ大豆になったか、洒落や語呂合わせに近いものですが、鬼を豆で射る(鬼を豆で炒る)が有力なようです。
節分の食べ物も様々、ある地方ではお蕎麦・こんにゃく・けんちん汁・恵方巻・落花生等があります。 ②に続きます