食中毒に注意しましょう 高橋 政次
新型コロナウイルス感染拡大の恐怖に始まった今年です。山々は、春の優しい新緑から濃い夏の緑に、ツバメの子育ても、そよ風になびく田の早苗も何もなかったかのように、いつもの風景で目を楽しませてくれます。
じめじめした梅雨は食中毒の起こりやすい季節になります。食中毒の原因になるものには、ウイルスや細菌、フグやキノコなどが持つ自然毒があります。梅雨の時期は温度や湿度が高く原因物質が増殖、活性化に条件が良く特に細菌性の食中毒には気を付けたいものです。鶏肉などに生息している「カンピロバクター」、傷口に生息し、人の手から食べ物に移る「黄色ブドウ球菌」、鶏の卵にいるといわれる「サルモネラ菌」などです。激しい腹痛や下痢・嘔吐はつらいもの、食中毒予防の3原則を覚えましょう。「つけない・増やさない・やっつける」です。
食中毒菌を増やさないためには、冷蔵庫での低温保存、手に付けないようにするには、こまめな手洗いとアルコール消毒が欠かせません。
新鮮な食品をしっかり冷凍・冷蔵保存、清潔な手で清潔な調理器具と食器で、何より肝心は食べる直前のしっかり加熱で菌をやっつけて、安全な食事を楽しみましょう。
コロナウイルス感染防止でマスク着用の機会が増えることと思います、マスク内の湿気でのどの渇きに気が付かない可能性があります、水分補給を忘れず、熱中症にも十分注意しましょう。