私たちの体は日常の食事から作られている 高橋政次
前回3大栄養素(食事からとった栄養が体の中でエネルギーに代わる栄養素)についてお話ししました、今回はそれらがうまく体に働いて(調整して)くれる栄養素、ビタミンとミネラルについてお話しします。
私たちは大気中に20%くらい含まれる酸素を利用し命を維持しています、この酸素ですが、きつい農作業や激しい運動等するときは大量に体の中に取り込みます。その数%は体に悪いことをしようとする(活性酸素=組織を老化させる=サビ)ものに変化します。体には防ごうとする機能が備わっていますが、防護機能を上回ると活性酸素が元気になってわるさを始めます、このわるさを食い止めるのが食事からとるビタミンCやビタミンE・カテキンなどです。
ビタミンCはご承知の通り新鮮な果物や野菜に多く含まれています。ビタミンEはアーモンドやナッツ類、カボチャや魚なども豊富に含んでいます。カテキンの代表は身近なところで緑茶があります、「健康のためにポリフエノールを取りましょう」などと聞きますがカテキンはこのポリフエノールの一種です。
ミネラルの代表の一つが、体を支える骨組織を構成するカルシウムです、カルシウムは骨を構成するだけでなく感情の高ぶりを調節してくれる機能もあるとか、乳製品はカルシウムの吸収率が優れた食品です。
その他多くのビタミン・ミネラルがありますが普通の食事で過剰摂取は殆ど考えられませんから新鮮な季節の食品をしっかり食べてそれぞれの栄養素の機能にうまく協力しあってもらい健康生活を送りましょう。