秋バテ 高柳 孝行医師
この夏の厳しい暑さもようやくおさまってくる時期ですが、夏の疲れを引きずっている方はおりませんか。
この季節の変わる時期の体調不良を「秋バテ」と云うようです。
熱中症の危険が大きく取り上げられました、過度な冷房使用で体を冷やしすぎると血流や体温を調節する自律神経の働きが乱れ、眠れない・食欲がないなどの症状が出ます。冷たい物の食べ過ぎは、胃腸が冷え血行が悪くなって疲れや、だるさが悪化することがあります。
症状の悪化を防ぐには「体を温めること」です。適度な運動で体を動かす、寝る前に温めの湯にゆっくり入りリラックス。また食事面でもバランスよく1日3食きちんと食べ、規則正しい生活を心掛けて下さい。例えば消化を助ける酵素の多い大根や山芋、疲労回復にはビタミンB1の多い豚肉やマグロ、体を温めるのに根菜類や生姜なども。
秋の不調が長引くと、冬に風邪をひきやすくなるとも云われます。
早めに体調を整えるようにしてください。