『うがい、手洗いの励行を』
今年8月、海外でデング熱に感染した人が蚊に刺され、蚊を通して何人もの人にデング熱が広がりました。国内での感染は70年ぶりだといいます。またエボラ熱発生地域から帰国した何人かが発熱し検査を受け、陰性だったですが、今後、国内発症も危惧される状況にあります。
話は飛びますが、感染症というとそろそろインフルエンザの流行る季節になってきました。高崎市ではすでに学級閉鎖になった小学校があります。インフルエンザの予防接種は注射してから2週間程しないと効果がでてこないので流行する前の早めの接種をおすすめします。更に、ノロウイルスを主とした感染性胃腸炎も流行る時期です。昨年は11月末から12月初めにかけて急増しています。ノロウイルスは冬場に流行期を迎え、嘔吐、下痢、腹痛が主な症状で1~2日で治ることが多いのですが、人の集まる場所や家庭内での流行が目立ちます。乳幼児や高齢者が感染すると重症化することもありますので、予防のための注意をかかさないで下さい。それぞれうがい手洗いの励行が肝心です。
大戸診療所 髙栁孝行