睡眠は、体の健康と精神衛生を維持する基礎です。
眠らないでいると、人間の体の健康は損なわれ、精神活動は乱れてしまいます。
睡眠は、「昼間、主人が散らかしたものを夜中にそっと片付けていく」童話の小人達のような働きをします。
睡眠は、1日に不足した分を次の日に「収支を合わせる」ように眠れば、精神の安定は保てるといわれます。
また睡眠は、1時間半から2時間が一つのかたまりになっていて、そのかたまり一つ一つに睡眠のあり方全部が入っています。
それを4つか5つ夜にとることが必要です。
大体6時間~10時間眠ること、それはその人の個性で長くても短くてもよいのです。
4つか5つのかたまりで眠ることが大切です。
途中で起きてもまた眠ればよいのです。
しかも4つか5つのかたまりの眠りの中に、一つずつ夢を見る時間があります。
この夢が大事なのです。 (つづく)
大戸診療所 心療内科医師 藤井 伸