他の農村地域の診療所と同様患者さんの来院状況は天候、季節、農作業の多忙さ、感染症の流行などに影響を受けます。
8時過ぎには自家用車で来院する慢性、急性疾患の患者さん、超音波検査の患者さんが待合にいます。
これらの患者さんの診療が終わると10時前後に送迎バスで来院する慢性疾患の予約の患者さんの診察が始まります。
変形性関節症などで動作がゆっくりでそのペースに合わせての診察には忍耐が要ります。
難聴の高齢者には身振り手振り、ハンデイ補聴器や筆談で対応。厳しい時代を農業一筋で生き抜いてきた人生の達人で自己主張の仕方も巧みです。
こちらの質問や説明に耳を傾ける前に患者さんはまず気になる症状だけを一方的に話し始めるか、処方してほしい薬を並べ立てます。患者さんの関心事に最初に対応するのがコツのようです。
診察が終わり会計、処方薬を受け取り送迎バスでまとまって帰宅します。
昼食をとって午後の診療、定期、臨時往診、に対応します。
午後の外来患者さんは少ないですが感染症流行時期は下校後の小中学生が来院します。
インフルエンザワクチンの接種時期は4時前後と土曜日がラッシュになります。
5時には診療終了です。
医師 佐藤博司
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