食事中にむせることがありますか② 髙栁 孝行医師
高齢者に多い誤嚥性肺炎の原因でもある口周りの機能の衰えを予防するためには食べ物などを咀嚼して飲み込む嚥下反射がうまくできるように口の中の感覚を鈍らせないことです。歯磨き等で口の中をいつも清潔に保つ必要もあります。そして嚥下に係る筋肉を鍛えることです。
嚥下に関する筋肉は唇や頬、顎など口の周辺、舌や喉の周りにあります。齢を取ると顎から喉にかけての筋肉が衰え飲み込むのに時間がかかって誤嚥が起こりやすくなると言われています。
口周りの筋肉を鍛えるためには
① 唇を突き出したり、すぼめたり、すぼめたまま左右に動かす。
② 頬を膨らませたり、へこませたりする。
③ 顎は口を大きく開け閉じする。
④ 舌は突き出し、左右の口角につけたり上下運動をさせる。
また唾液の分泌を促すために唾液腺マッサージとして耳の前(耳下腺)や顎の下側(顎下腺)、顎裏の中央(舌下腺)を軽くマッサージするのもよいでしょう。
また食事中は食事に集中すること。食べるときは前かがみでなく背筋を伸ばして食べる。
口腔機能の低下を予防することで健口寿命を延ばしましょう。
誤嚥予防に役立つ体操やケアの方法はネットでも色々紹介されているようですのでご利用してみて下さい。