がん検診を受けましょう 髙栁 孝行医師
9月はがん征圧月間です。日本人が一生のうちにがんと診断される確率は男性が約65%、女性が約50%で、2人に1人が何らかのがんになると言われています。
医療技術の進歩により、がん罹患者の生存率は改善されており、がんは身近な病気であることを理解していただき、どんな病気でもそうですが、早期発見・早期治療が大切です。
自治体で取り組んでいるがん検診は肺、乳房、胃、大腸、子宮頚部が主な項目ですが、東吾妻町ではこれに加えて前立腺も入っています。どの検診も比較的低額で受けることができます。
多くのがんは早期の段階では症状がないため、症状が現れた時には進行している可能性があり、自覚症状が出ないうちに早期発見ができるところに検診の意義・役割があります。
東吾妻町のがん検診受診率は国の目標値である50%をだいぶ下回っております。
2024年度のがん征圧月間のスローガンは『がん検診、あなたの暮らしの習慣に』ということです。
町からがん検診の要項が配布されていると思いますが、確認の上、多くの方が検診を受けられることをお勧めします。