早めのインフルエンザ・ワクチンを 髙栁孝行 医師
例年になく暑かった季節から解放されようとしていますが、依然として新型コロナは沈静化しておらず、今年の冬はインフルエンザが同時に流行する可能性も心配されています。
新型コロナの初期症状は発熱、倦怠感などインフルエンザと似ているため症状のみでは両者を区別することは困難です。新型コロナ感染防止のための「新しい生活様式」(①身体的距離の確保②マスクの着用⑶手洗いなど)
としてすでに周知、実行されていることですが、まずインフルエンザ感染予防の為に高齢者や持病のある人は、ワクチンの入荷状況にもよりますが、10月の早い時期にワクチンの接種を受けることが推奨されています。
ワクチンは接種してから約2週間で抗体ができ、3~5か月有効といわれていますので10~11月には受けるようにして下さ。
多くの人がこのコロナ禍の中で感染対策を徹底してきたという事もあって、インフルエンザの流行は押えられるのではないかという見方もありますが、気をゆるめず、この冬場を乗り切りたいものです。
また感染予防には免疫力を高める必要があります。十分な栄養―特にタンパク質やビタミンA・Dなど。1日3食、バランスの良い食事と規則正しい生活習慣に心掛けて下さい