免疫力を高めてウイルスに負けない体に 高橋政次
年明けから感染拡大が続いた「新型コロナウイルス感染症」ですが半年以上がたっても終息の気配すらありません。
ウイルスに負けない体を作るのには、9月号で髙栁先生のお話しにもありました、「免疫力を高めることが必要」という事です。免疫力とは、病原体から体を守るために人間が体に備えている機能のことです。
丈夫な体を作るために大切なこと、それは何といっても毎日の食事です。何をたくさん食べれば免疫力アップに、と考えがちですが、特定のものをたくさん食べたら免疫力アップに、というものはありません、非常に具体性のない言葉なのですが「バラスよく食べること」これが大切です。食べる時はよく噛んで食べることで胃腸に負担をかけずに吸収を助けてくれます、よく噛むことは満腹中枢が働き、腹八分目も期待できます。体を構成する細胞の成分はたんぱく質になります、免疫細胞もたんぱく質からなりますので肉類・魚類・卵や豆・乳製品を食事に取り入れましょう。
レバーやウナギ・緑の野菜からとれるビタミンA。果物、野菜、イモ類からはビタミンC。魚介類やナッツなどからはビタミンEが期待できます、これらは体の錆びを防ぐ抗酸化作用があります。免疫細胞が成長する快適な環境を作るためには腸内環境を整えることも欠かせません、発酵食品や食物繊維、納豆やみそ・ヨーグルトやチーズ、海藻やキノコなどがよいでしょう。
「バランスよい食事」でやってくる冬、風邪やインフルエンザに負けない体をご家族で作りましょう。