骨粗鬆症を予防する食事 高橋 政次
先月号で髙栁先生の「骨粗鬆症の予防を」の中で大事なのは「食事と運動」とお話しされていました。
それを受けて食事について少し解説させて頂きます。 以前新陳代謝のお話したことが有ります、壊れた細胞を排出し、新しい細胞に作り替える事を言います。骨の細胞を作るのに不可欠なのはカルシウムです、ただこのカルシウムは摂取した量がそのまま体の中にとどまることが出来ないで必要量を毎日、確実に摂取しなくてはならないデリケートなミネラルです。その必要量は一日およそ600~800mgとなります。牛乳一本200mlにおよそ200mgのカルシウムと言われますから牛乳・ヨーグルト・チーズはお勧めです、その他骨ごと食べられる小魚や小エビ・大豆製品・小松菜やひじき・切り干し大根などもカルシウムを多く含んでいます。カルシウムの吸収を高める働きを持つビタミンDが期待できる食品は青魚やレバー・チーズなどに、骨の構造の安定に働くビタミンKが期待できる食品は納豆やのり・緑黄色野菜に多く含まれます。
カルシウムの吸収に悪影響を与えるとして知られるものに多量の塩分やアルコール・コーヒーなど、清涼飲料水やスナック菓子なども控えた方が良い食品です。テレビなどの特集に惑わされず規則正しい食生活と運動で骨の健康を保ちましょう。
健やかな新年が迎えられますように。