「ヒートショック現象とは」 高柳 孝行先生
冬場に多い入浴中の事故で、急激な温度差が、血圧や脈拍に影響し、体調の変化を起こし、失神や狭心症、心筋梗塞、脳卒中など起こし、死に至ることもあり、これをヒートショックと言い、12月1月に最も多くその約8~9割が65歳以上の高齢者にみられると言います。高齢者だけでなく肥満や高血圧の人も注意が必要です。
入浴事故を防ぐために
① 脱衣所や浴室内を温め温度差を減らす。
② 足など心臓に遠い部分からのかけ湯。
③ 湯の温度は41度が最も安全で効果的。
④ 長湯をしない。
⑤ 食後すぐや飲酒後の入浴は避ける。
⑥ 入浴中体の異常が起きた時のために、家族に入浴を伝え、家族も時々声を掛ける。
⑦ 朝の入浴は避ける。
⑧ 入浴前の水分補給も良いでしょう。
入浴は疲労回復、ストレス解消、免疫力アップなどの効果があります。安全な入浴を楽しむよう心掛けて下さい。