骨粗鬆症についてーその5-
大戸診療所 髙栁 孝行
最終回では、骨粗鬆症と食事についてお話します。カルシウムといえば存在は骨の中を連想しますが、血液中にも一定のカルシウムが必要で、食事からのカルシウム摂取が不足すると骨組織に蓄えたカルシウムを引き出して補います、結果骨密度の減少で発症してしまいます。若い頃に比べて身長が縮んだ、そんな方は早めの受診をお奨めします。カルシウムの一日当たりの摂取目安は650mg以上といわれています、その量は乳製品・大豆製品・海草類・小魚・濃い緑の野菜などを毎日積極的に摂取しなければなりません、そして効率よくカルシウムを吸収する為一緒に必要なのがビタミンDといわれます、小魚やキノコ類に多く含まれている栄養素ですが日光浴でも吸収できる栄養素です、日焼けするほどでなく太陽を浴びましょう。発症が心配なら早めの受診で対応しましょう。