『蜂さされ』 は刺された部位の痛み、腫れ、かゆみだけなら命にかかわることがないので心配いりません。
すぐに刺されたところを冷やしてください。
晴れが翌日にかけて広がることもあるので、痛みと腫れに塗り薬やアレルギーの飲み薬で治療します。
毒針が残っていれば取り除きます。
刺された部位以外の症状を全身症状といいますが、体全体のじんま疹、だるさ、頭から血の引く感じ、息苦しさなどの症状が出た時は命にかかわることがあります。
以前に蜂に刺されてこのような症状が出たことのある方は2回目以降はさらに危険な状態になります。
すぐに病院で治療を受ける必要があります。
全身症状を経験したことがある方の自分でできる緊急処置としては 「エピペン」 という筋肉注射剤があります。
刺されて30分以内に上記の症状がでたら、自分で専用の注射器で太ももに注射し、すぐに病院を受診します。
最近この処置で命拾いした患者さんが大戸にもいます。
この注射剤をご希望の方は診療所にご相談ください。
大戸診療所 所長 佐藤博司
◎診療所より-----------------------------------------------------------------------------------------
※以前は 『エピペン』 は全額自費扱いでしたが、昨年の2011年9月より、保健適応になり、以前の半額以下で処方できるようになりました。
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